思い浮かべてください。「考えるポーズ」とは、どんな姿勢ですか?
多くの方が、座って、腕を組み、ひょっとしたら目を閉じてしまいます。いわば「ダルマ・モデル」です。ロダンの彫刻「考える人」が想起されるのかもしれません。
しかし、この考え方を捨てるところから始めましょう。人生には沈思黙考が必要な状況もあるでしょうけれど、ここは探究の話。
たとえば、写真家志望さんが、カメラは買ったのだけれど、ずっと机の前に座ったまま、「どうしたら良い写真が撮れるだろう。思いつかないというのは、ウデが悪いのだろうか」と嘆いているとします。どう思いますか?
そうですね、カメラをもって散歩にでも行き、被写体をさがしたらどうでしょう。写真展を見に行ってみるのもいいかもしれませんね。良い写真を撮るために書かれた入門書とか、偉大な写真家の伝記を読んでみるのも一手かも。